文藝天国、株式会社文藝を設立
- 文藝天国
- 7月25日
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我々・文藝天国はこのたび、すみあいかとko shinonomeが共同で代表取締役を務める「株式会社文藝」を設立しました。
2019年の結成以来、文藝天国は特定のマネジメントやレーベルには属さず、独立したオルタナティブ・アートコレクティブとして、「五感を横断する表現」を通じて、世界の創造を追い求めてきました。
このたびの法人化によって、創作の核である音楽・映像作品の制作体制をより強化するとともに、すでに展開しているフレグランスメゾンや紅茶専門喫茶店の運営体制も整えていきます。
商業的な成功と芸術表現は、しばしば対立するものとして語られがちです。私たち自身、これまでの活動の中でそうした葛藤に直面することもありました。
しかし、アートとビジネスは、二項対立ではなく、両方がそろってはじめて奥行きを持った像を結ぶ“右目と左目”のようなものだと考えています。焦点のズレがあるからこそ、像は浮かび上がり、現実に深度を与える。この世に不要な視点などはなく、むしろ、受け入れ難い視点と世界にまだ善を見たいという願いに支えられた視点が生む“視差”こそがバランスを保ちながら、この世界を歩いていくために必要なものだと信じています。
表現とは、芸術に限られた営みではありません。我々は、ビジネスそのものを「社会と対話するための創造行為」として捉えています。経済活動を通じて既存の価値観に揺さぶりをかけ、新たな問いや美学を投げかけていくこと──それもまた、私たちが表現したいことの一部なのです。

株式会社文藝は、当面の事業目標として衣食住の領域の強化を掲げていますが、その先には、「物理的な文藝天国(国)をつくる」という長期的構想を見据えています。これは単なる芸術活動ではなく、経済、生活、そして生き方そのものまでにまたがる、包括的な「世界の創造」の一環です。
これからも、現実と夢想のあいだにあるような、一言では説明できない、けれど確かに意識の奥底に触れるイデアを、我々なりの方法で模索して、発掘して、みなさまに届けていけたらと思っています。
株式会社文藝
代表取締役 すみあいか ko shinonome
株式会社文藝 企業HP
写真:水になりたい。










ついていくぜっ